ボカロマゾvol.1 『痛み、快楽、存在論』

「ボカロ-感傷マゾ」とは「自分にとってボーカロイドは必要だ。しかしボーカロイドにとって自分は必要ないかもしれない」という状況において、「ボカロと僕との境界は何処か？」という問いを巡って起こる再帰的な感情の──感傷のことです。

内容紹介は上記リンクをご参照ください。

【表紙イラスト】
・みとう。

【参加者、目次】
◆論考
・sen「視覚的な初音ミク、鏡像的な初音ミク──ボカロマゾ的初音ミク原論」
・ぺシミ「『匿名M』から考えるボーカロイドのレイヤーについて書きました。まぁ、全部言わされてるんですけど。」
・白河アマネ「ボーカロイド現象におけるキャラクターの役割と変遷──キャラクター性から自立する「声」の現在と未来──」
・ukiyojingu「合成音声音楽の動画説明文における「意味ありげな文章」が抱えるアーカイヴへの震えについて──あるいはukiyojingu＋結月ゆかり『(re)flection』の注解」
◆雑文
・威子「空想とボーカロイド──信仰と思慕、そして像──」
・北出栞「米津玄師＝ハチ世代の編集者が考えてきた、ボカロ・身体・メディアについて」
◆小説
・藤杜錬「Don’t forget the promise」
◆エッセイ
・かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン「VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ私記」
・Cと呼ばれる元大学生「異国より、故郷の頽廃」
・補語「私のボカロ観、または校内放送で流れる「ボカロ曲」を聞いていたあの頃」
・藤原ハガネ「駆込み訴え」
・羅劣/Raretsu「孤独と痛み」
・たんたん麺大好きマン（いばなな）「「VOCALOID」と小説と」
・たてごと♪（カラダに優しいP）「kokoneさんは僕の嫁」