信仰SF
大阪大学SF研究会
@ousf1
──人類の歴史とは、信仰の歴史である。
阪大SF研会誌第26号『信仰SF』
「信仰」を、神・宗教・偶像・陰謀・土着・常識倫理に6つに分け、特集します。
※スマートレターによる配送のため、土日には届きません。
A5版/表紙カラー/本文白黒/300ページ(予定)
告知PV:https://x.com/ousf1/status/1718568364119900242?s=20
■『信仰SF』内容紹介
一、神・上位存在
SF世界における神「神・上位存在SF作品紹介」
それは救済か、あるいは脅威か。SF作品に登場する「神/上位存在」はどのように描かれ、扱われてきたのか。30を超える様々な作品を横断して、信仰される対象を浮かび上がらせます。
『科学史の中の神、安全という神話』インタビュー=中村 征樹 先生
科学哲学や研究公正がご専門の中村征樹先生に、科学と神の関係性の歴史、常識として浸透する「安全」の危うさについて伺いました。
手記
遠い未来、少年は星を見る。きっとどこかに、宇宙人いるはずだ。そんな純粋な好奇心も、ひょっとしたら『信仰』なのかもしれない。そして彼は、生命の萌芽を、ついにとある星で発見する…。これは彼の、とある惑星の成長を見守る手記である。
ナウシカと私
今までで一番書くのが苦しかった原稿です。ナウシカへの愛で書き上げた、とか言えたらよかったのですが目次が確定してしまったので必死で書き上げただけです。論考にしてもエッセイにしても不出来ですが、力の及ぶ限り書いたので読んでいただけると幸いです。
二、宗教SF
世界における宗教「宗教SF作品紹介」
SF作品に登場する個性的な宗教たち。「◯◯派」や「◯◯教」と名の付いたものから、名もなき神を崇拝する集団まで。SFという装置と宗教という集まりがどのように関連するのか、注目です。
『オタク文化と宗教』インタビュー=岡本健 先生
観光学からサブカルチャーまで横断されてご研究されている岡本健先生に、聖地巡礼の歴史やオタク活動と宗教の類似性、ゾンビとSF的想像力など、幅広くお話し頂きました。
完全教祖マニュアル座談会
そうだ、教祖になろう。 ……と思ったかどうかは定かではないが、『完全教祖マニュアル』(著・架神恭介、辰巳一世 ちくま新書)を読んだ会員3名による感想座談会。『完全教祖マニュアル』を読んだことがない方も、ぜひこの機会に原著を片手に、本企画を読んでいただきたい。
日常モノと他者
神様、ロボット、モンスター、宇宙人……。人の常識から離れた存在と共存する、というシチュエーションは昔から今に至るまで強い人気を誇るジャンルである。このジャンルの作品に共通する特徴から、「日常モノ」と呼ばれるジャンルの持つ魅力に迫る。
三、偶像
SF世界での偶像化「偶像SF作品紹介」
神以外のものを、神のごとく信仰すること。その対象となるものは「偶像」と呼ばれる。ヒーロー、アイドル、理想のヒロイン……。様々に信仰される非神的存在を網羅する。
イズムの彼方のフェミニズム――コニー・ウィリス「わが愛しき娘たちよ」 横道仁志
特別寄稿その1。コニー・ウィリスの著作を丁寧に読解しながら、「ありえたかもしれない可能性の提示を通して現実の意味を問う」SF作品の中で達せされうる「ひらかれたフェミニズム」の在り方を探ります。
藤子・F・不二雄SF短編における「信仰」全解説
『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』では描かれなかった、藤子・F・不二雄の本当の素顔。それは、SF短編に集約されている。彼なりの「信仰」が垣間見える50以上の短編レビューを通して、通底するメッセージを紐解く。
『serial experiments lain』と信仰 + AI lainレビュー
『serial experiments lain』に登場する宗教的モチーフと、2023年現在の情報社会についてのレビュー以上論考未満の紹介記事2p。 lain25周年企画として設計された「AI lain」の仮想インタビュー形式レビュー2p。
予祝とは何だったのか
18年ぶりの「アレ」を達成した阪神。今こそ振り返ろう、1年前の「予祝」を。2022年前半、野球界隈で一大ムーブメントを巻き起こした「予祝」とは何なのか、書籍『前祝いの法則』を読んだ内容を紹介します。そして「予祝」を一例として矢野・岡田両監督の考え方の違いを分析します。
四、陰謀
SF世界を支配する陰謀「陰謀SF作品紹介」
今見ている現象や事象の裏には、何か大きな力(別の政府や闇の組織)が関係しているのではなないか? あるいは、そう思い至る想像力はSFとどのように関係しているのか。各種作品紹介の中で最もディープでダークな作品が勢揃い!
中原岬という信仰、NHKという陰謀 ~『NHKにようこそ!』と陰謀論~
『NHKにようこそ!』において、佐藤くんは、NHK(日本引きこもり協会)という陰謀と対峙した。なぜ我々は陰謀論に強く惹かれるのか、中原岬に惹かれるのか。中原岬に救われたい、という心情の要因を探るべく、陰謀論と『NHK』について考察する。
慈悲深いモノリスに見守られながら 木澤佐登志
『闇の精神史』や『失われた未来を求めて』で知られる木澤氏が切り込むのは、未来×AI×信仰の論点。Chat GPTとの対話を通しながら、Roko's Bassiliskがあなたの生きる現実世界にひびを入れる。
『陰謀論の現在と宗教学的想像力』インタビュー=栗田 英彦 先生
宗教学をご専門とされる栗田英彦先生に、陰謀論の現在からメカニズム、あるいは学生運動からニューウェーブの流れまで横断的に伺いました。
五、土着土着信仰とSF「土着SF作品紹介」
『戦争と信仰、言葉』インタビュー=北村 毅 先生 沖縄の歴史や民間信仰を研究されている北村毅先生に、戦争の歴史や土着信仰、民俗学などの貴重なお話を頂きました。中でも「言葉」がキーワードとなっています。
『七夕の国』座談会
『寄生獣』の岩明均による、傑作SF漫画『七夕の国』。土着信仰、陰謀論、想像力の哲学など、令和の今読み解いてもタイムリーな要素が多く含まれるこの漫画を、大学生7人が語り尽くす。
土着信仰ノベルゲーム特集
PCノベルゲームで多くの有名作が存在する土着信仰系作品を大特集! 『水月』『果てしなく青いこの空の下で…』『ひぐらし』『レイジングループ』他、土着信仰系作品を10作以上紹介!
田妻一三郎廟の根本問題
P県における廟文化の盛衰を丹念に追いながら、現存する唯一の廟である田妻一三郎廟の根本問題に切り込んだ嘘論文。廟文化衰退の本質とは何なのか?廟がもたらす神秘を未来に継承することはできるのか?霊験系SFの金字塔が堂々登場!
六、常識・倫理
SFが覆す常識と倫理「常識・倫理SF作品紹介」 あなたの信じる常識や倫理は誰が決めたのか? なぜ皆が当たり前のように受け入れているのか? 実はその正体は単なる「信仰」ではないのか? 現実を見つめるには、非現実に飛び出さなければならない。狂った価値観を当然のものとする作品を知って、自分を、この世界を見つめ直そう!
『量子と信仰』インタビュー=藤井 啓祐 先生
「量子力学」はよくスピリチュアルと結びつけられる分野。"自然界を古典力学とは異なる視点で捉える"という量子力学の性質を解説し、量子コンピュータの誕生までの歴史をたどる。量子力学が変えた様々な常識を紐解き、SFのパワーを再認識するインタビュー。
スピリチュアルセラピー受けてみた!
無宗教でもわかるスピリチュアルセラピーの受け方ガイド!確固たる信仰を持つ人たちの情熱を、あなたも感じることができる。これを読めば宝くじが当たり、彼女ができ、人生の目標を得られる……かもしれない。
一ヶ月SNS絶ち生活
情報の受動喫煙に依存したオタクたちに捧げる耐久企画。境界なき世界から抜け出して、アナログの幸福を思い出そう。インターネットやめろb(^^)d。
科学ADVシリーズと陰謀論
『Steins;Gate』で有名な科学ADVシリーズ。「300人委員会」や「ジョン・タイター」、「力士シール」など、シリーズ通して科学やオカルトを題材とした本作を、「陰謀論」的なギミックに着目し、紹介します。
阪大SF研会誌第26号『信仰SF』
「信仰」を、神・宗教・偶像・陰謀・土着・常識倫理に6つに分け、特集します。
※スマートレターによる配送のため、土日には届きません。
A5版/表紙カラー/本文白黒/300ページ(予定)
告知PV:https://x.com/ousf1/status/1718568364119900242?s=20
■『信仰SF』内容紹介
一、神・上位存在
SF世界における神「神・上位存在SF作品紹介」
それは救済か、あるいは脅威か。SF作品に登場する「神/上位存在」はどのように描かれ、扱われてきたのか。30を超える様々な作品を横断して、信仰される対象を浮かび上がらせます。
『科学史の中の神、安全という神話』インタビュー=中村 征樹 先生
科学哲学や研究公正がご専門の中村征樹先生に、科学と神の関係性の歴史、常識として浸透する「安全」の危うさについて伺いました。
手記
遠い未来、少年は星を見る。きっとどこかに、宇宙人いるはずだ。そんな純粋な好奇心も、ひょっとしたら『信仰』なのかもしれない。そして彼は、生命の萌芽を、ついにとある星で発見する…。これは彼の、とある惑星の成長を見守る手記である。
ナウシカと私
今までで一番書くのが苦しかった原稿です。ナウシカへの愛で書き上げた、とか言えたらよかったのですが目次が確定してしまったので必死で書き上げただけです。論考にしてもエッセイにしても不出来ですが、力の及ぶ限り書いたので読んでいただけると幸いです。
二、宗教SF
世界における宗教「宗教SF作品紹介」
SF作品に登場する個性的な宗教たち。「◯◯派」や「◯◯教」と名の付いたものから、名もなき神を崇拝する集団まで。SFという装置と宗教という集まりがどのように関連するのか、注目です。
『オタク文化と宗教』インタビュー=岡本健 先生
観光学からサブカルチャーまで横断されてご研究されている岡本健先生に、聖地巡礼の歴史やオタク活動と宗教の類似性、ゾンビとSF的想像力など、幅広くお話し頂きました。
完全教祖マニュアル座談会
そうだ、教祖になろう。 ……と思ったかどうかは定かではないが、『完全教祖マニュアル』(著・架神恭介、辰巳一世 ちくま新書)を読んだ会員3名による感想座談会。『完全教祖マニュアル』を読んだことがない方も、ぜひこの機会に原著を片手に、本企画を読んでいただきたい。
日常モノと他者
神様、ロボット、モンスター、宇宙人……。人の常識から離れた存在と共存する、というシチュエーションは昔から今に至るまで強い人気を誇るジャンルである。このジャンルの作品に共通する特徴から、「日常モノ」と呼ばれるジャンルの持つ魅力に迫る。
三、偶像
SF世界での偶像化「偶像SF作品紹介」
神以外のものを、神のごとく信仰すること。その対象となるものは「偶像」と呼ばれる。ヒーロー、アイドル、理想のヒロイン……。様々に信仰される非神的存在を網羅する。
イズムの彼方のフェミニズム――コニー・ウィリス「わが愛しき娘たちよ」 横道仁志
特別寄稿その1。コニー・ウィリスの著作を丁寧に読解しながら、「ありえたかもしれない可能性の提示を通して現実の意味を問う」SF作品の中で達せされうる「ひらかれたフェミニズム」の在り方を探ります。
藤子・F・不二雄SF短編における「信仰」全解説
『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』では描かれなかった、藤子・F・不二雄の本当の素顔。それは、SF短編に集約されている。彼なりの「信仰」が垣間見える50以上の短編レビューを通して、通底するメッセージを紐解く。
『serial experiments lain』と信仰 + AI lainレビュー
『serial experiments lain』に登場する宗教的モチーフと、2023年現在の情報社会についてのレビュー以上論考未満の紹介記事2p。 lain25周年企画として設計された「AI lain」の仮想インタビュー形式レビュー2p。
予祝とは何だったのか
18年ぶりの「アレ」を達成した阪神。今こそ振り返ろう、1年前の「予祝」を。2022年前半、野球界隈で一大ムーブメントを巻き起こした「予祝」とは何なのか、書籍『前祝いの法則』を読んだ内容を紹介します。そして「予祝」を一例として矢野・岡田両監督の考え方の違いを分析します。
四、陰謀
SF世界を支配する陰謀「陰謀SF作品紹介」
今見ている現象や事象の裏には、何か大きな力(別の政府や闇の組織)が関係しているのではなないか? あるいは、そう思い至る想像力はSFとどのように関係しているのか。各種作品紹介の中で最もディープでダークな作品が勢揃い!
中原岬という信仰、NHKという陰謀 ~『NHKにようこそ!』と陰謀論~
『NHKにようこそ!』において、佐藤くんは、NHK(日本引きこもり協会)という陰謀と対峙した。なぜ我々は陰謀論に強く惹かれるのか、中原岬に惹かれるのか。中原岬に救われたい、という心情の要因を探るべく、陰謀論と『NHK』について考察する。
慈悲深いモノリスに見守られながら 木澤佐登志
『闇の精神史』や『失われた未来を求めて』で知られる木澤氏が切り込むのは、未来×AI×信仰の論点。Chat GPTとの対話を通しながら、Roko's Bassiliskがあなたの生きる現実世界にひびを入れる。
『陰謀論の現在と宗教学的想像力』インタビュー=栗田 英彦 先生
宗教学をご専門とされる栗田英彦先生に、陰謀論の現在からメカニズム、あるいは学生運動からニューウェーブの流れまで横断的に伺いました。
五、土着土着信仰とSF「土着SF作品紹介」
『戦争と信仰、言葉』インタビュー=北村 毅 先生 沖縄の歴史や民間信仰を研究されている北村毅先生に、戦争の歴史や土着信仰、民俗学などの貴重なお話を頂きました。中でも「言葉」がキーワードとなっています。
『七夕の国』座談会
『寄生獣』の岩明均による、傑作SF漫画『七夕の国』。土着信仰、陰謀論、想像力の哲学など、令和の今読み解いてもタイムリーな要素が多く含まれるこの漫画を、大学生7人が語り尽くす。
土着信仰ノベルゲーム特集
PCノベルゲームで多くの有名作が存在する土着信仰系作品を大特集! 『水月』『果てしなく青いこの空の下で…』『ひぐらし』『レイジングループ』他、土着信仰系作品を10作以上紹介!
田妻一三郎廟の根本問題
P県における廟文化の盛衰を丹念に追いながら、現存する唯一の廟である田妻一三郎廟の根本問題に切り込んだ嘘論文。廟文化衰退の本質とは何なのか?廟がもたらす神秘を未来に継承することはできるのか?霊験系SFの金字塔が堂々登場!
六、常識・倫理
SFが覆す常識と倫理「常識・倫理SF作品紹介」 あなたの信じる常識や倫理は誰が決めたのか? なぜ皆が当たり前のように受け入れているのか? 実はその正体は単なる「信仰」ではないのか? 現実を見つめるには、非現実に飛び出さなければならない。狂った価値観を当然のものとする作品を知って、自分を、この世界を見つめ直そう!
『量子と信仰』インタビュー=藤井 啓祐 先生
「量子力学」はよくスピリチュアルと結びつけられる分野。"自然界を古典力学とは異なる視点で捉える"という量子力学の性質を解説し、量子コンピュータの誕生までの歴史をたどる。量子力学が変えた様々な常識を紐解き、SFのパワーを再認識するインタビュー。
スピリチュアルセラピー受けてみた!
無宗教でもわかるスピリチュアルセラピーの受け方ガイド!確固たる信仰を持つ人たちの情熱を、あなたも感じることができる。これを読めば宝くじが当たり、彼女ができ、人生の目標を得られる……かもしれない。
一ヶ月SNS絶ち生活
情報の受動喫煙に依存したオタクたちに捧げる耐久企画。境界なき世界から抜け出して、アナログの幸福を思い出そう。インターネットやめろb(^^)d。
科学ADVシリーズと陰謀論
『Steins;Gate』で有名な科学ADVシリーズ。「300人委員会」や「ジョン・タイター」、「力士シール」など、シリーズ通して科学やオカルトを題材とした本作を、「陰謀論」的なギミックに着目し、紹介します。
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